【インストラクター】
ホラドリ屋・シン沼田
ボサノバギターを故・佐藤正美氏(元CARIOCAギタリスト、作曲家)に30年にわたり師事。
佐藤メソッドによるボサ・ノヴァギター奏法を基礎から学びつつ、主要なブラジル系ギター曲や佐藤氏のオリジナル曲を多数習得。
2025年現在、「佐藤正美トリビューター」として、師の遺した多くのオリジナル作品や編曲作品を演奏し継承することをメインミッションに、ソロまたは、パーカッションとのユニット「夢ドリ」で京浜地区をメインにライブ活動やCD制作、ギターの個別指導(シニアから小学生まで)を行っています。
◎私の師匠 佐藤正美について◎
※敬称略
佐藤正美(さとうまさみ 1953-2015 年 上写真)は、日本のボサノバ草創期より活躍した斯界の旗手であり第一人者でした。
ブラジル音楽の聖地的ライブハウス「サッシペレレ」(四ツ谷)で、当時のオーナー小野敏郎(小野リサの父)のサポートを受けつつプロ活動を開始。数多くのネイティブアーティストと共演を重ね、さらには渡辺貞夫を始め、ボサノバの母国ブラジルから来日した一流アーティスト(エリゼッチ・カルドーゾ、アルシオーネ他)のツアー等にも参加しました。
メジャーシーンでは、"長谷川きよしサンデーサンバセッション"や、アコースティック・フュージョンバンド"CARIOCA"のギタリストとしても活躍後、ソロ活動に入り、1stアルバム「ナチュラリィ」を皮切りに多数のオリジナル曲や編曲作も精力的に発表し、多くのCDや楽譜集として残しています。
作風は、ブラジルテイストにとどまらず、スペイン風、ニューアコースティック風など様々なジャンルが融合し"佐藤正美ワールド"を確立、その後もボサノバギタリストという枠を越え、作曲家としても多彩な活躍をされました。
世界遺産の白神山地を扱ったNHKドキュメンタリー「未踏の原生林」では全音楽を担当し、それを契機に自然をテーマとした曲づくりも、もうひとつの軸として氏のライフワークになりました。
一方、早くからブラジルの伝説的ギタリストであるバーデン・パウエル(1937-2000)の演奏スタイルを徹底的に研究、その伝承にも努め、楽譜集やCDも発売。後年バーデン来日時に本人に演奏を披露した際には「おまえはパーフェクトだ!」との評価を得ています。
また、ボサノバ曲を始めとする有名スタンダード・ナンバーを集めたCD「ヒーリング・ボサノバ」シリーズ(Vol.1-3)も広く人気を集めるロングセラーとなっています。(YouTubeでもお聴きになれます)